ヒルズ2
正直、自分は建築に関しては良くわからないし、あまり興味がないです。そこで感じました、建物や風景というのは、人それぞれの思い出や体験が密接に関わっているのだと言う事。田舎者の自分にとって東京の象徴の風景は表参道と外苑辺りから渋谷までの青山通り。そして走馬灯のように甦る表参道の風景。青山に勤めていた時は、時折原宿まで歩いて「じゃんがらラーメン」。この辺で遊んだ時は酔い覚ましで良い気分のまま原宿まで徒歩。クリスマス時期のイルミネーションと人の多さ。カフェで表参道を行き交う人の人間ウオッチングなどなど。そう言えば、同潤会アパートには出立ての「World Wide Love!」のショップや、大好きな津村先生の「final home」の第一号の旗艦店もありました。いや〜まだまだ出てきます。だから昔の思い出が詰った風景と変わってしまった今の建物が理解出来ないと、、、自分には六本木ヒルズ辺りには思い出はありませんからね。
かと言って人に流される事もないです。
六本木ヒルズは駄作と言う評判らしいです。
けど六本木ヒルズの時は正直感動しましたが、表参道ヒルズは感動はなかったです。
「日本は伝統の継承とは別に、古いものを取り払って新しいものを作ってきた民族だと思うので変化は避けて通れないとは思います」(知人のコメントを引用)確かに!!それで日本の経済がなりたっているんですよね。自分の田舎もバイパス工事等で整備されすぎて、子供の頃の街の面影がなくなってしまい寂しい限りです。
安藤忠雄さんは世界を代表する一流の建築家であって、最善を尽くした結果が今回の表参道ヒルズだったと思う。同じモノ創りをする立場としては理解出来ます。開発に関わっていない第三者は何とでも言えるんです。建築は芸術じゃないので時折、状況や予算等々によって本意じゃない部分もあるはず。モノ創りは辛いよ、、、。
by washiwo
| 2006-02-25 15:00
| life